ノベル形式ではなく、キャラクターを操作するのはよかった。
お化け屋敷の疑似体験ができてました。
本物にはよういかんので、この部分で買ってよかったと思いましたよ。
操作性があまりよくないので、逃げるときはいい具合に恐怖をあおってくれるのですが、操作しにくい点が悪く働くことも多かった。
縦と横の持ち替えは、どうもわずらわしさのほうが上。
探索時に左の視界だけ開けているというのもどこか変な雰囲気があるので・・・。
作中の死が、リングなどを意識したのか、血が出るような死に方はほぼなかった。
そこは個人的に評価が高いです。
いかに変死するかそれが怨霊による言い知れぬ恐怖を与えるんだという考えなんで。
展開はうまく緩急はつけてるし、ちゃんと進むにつれて恐怖度は上がってるけど、どうしても敵の種類的が限られてしまってるために慣れが発生してしまうのはちょっとつらかったかなぁ。
ゲームの長さとしてはこんなもんだとは思います。
びびりながら、何度も中断しながらやるくらいがちょうどいい作品ではないでしょうか。
ただ、もう少し何度も遊べるような作りにしておいてほしかったと思うのは私だけじゃないはず。
ストーリーは完全に一本道でエンディングのみ2種ある作りですが、しかしながらその二つにほぼ違いはなく、この点においてはホラーノベルに圧倒的に劣っているため残念です。
クロックタワーのようになっていればよかったのですが・・・。
ボリュームアップの苦肉の策として、ミエナイモードというのが実装されていますが、本当に霊が見えないだけなので、楽しめるか?といわれると、かなり微妙です。
クリアまで楽しめましたし、総合的な評価は決して悪くはないですが、低予算さが伺えてしまう一面があり、
部分的にそれを強調しているところがあるのは後味を悪くしてしまっている原因かなぁと思いました。
いやはや、赤字を出さないことと、面白いゲームを創ることの両立はホント難しいですね。
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