クリアしました。
一応アイテム回収率は100%です。
ログブロックは収拾に努めたつもりですが、7割~8割という感じで無理っぽいログが結構あるような予感。
評価としては、いいゲームだけど1作目、2作目には劣っているように感じました。
詳細は "ネタバレ" を含むので伏せときます。
それにしても始めたばかりとはいえ完全に独白状態だねぇ・・・
今回Wiiになり、狙って撃つという本作の核の部分に関してはしっかり作られていると思います。
休憩しようと思ってポインタをそらすと画面がグルグル回るとかを除けばw
ただ、コントローラーの問題上?
ビームの選択が無くなったりすることで遊びの幅はせまくなった気がしました。
しかし、続編としてのシステム作りには辛い部分が多かったように見られました。
今回ハイパーモードというのが中心になってるので、ビームの選択や武装の数も少なく、
戦闘が結構単調になっちゃってます・・・
強い敵とかにはとりあえずハイパーモード、いつにもましてミサイルの使いどころがありませんでした・・・
ビームも切り替えられないので、敵に合わせた攻略とかが特に見られなかったのが残念。
んで、プライムシリーズの特徴的システムであるバイザーについても今回はちょっと物足りない結果に。
コンバットとスキャンは今までどおりなので置いておきます。
コマンドバイザーについては、ほぼイベント用!
コレにバイザー一個費やしたのはもったいないと思いまっす・・・。
説明書などには、「空が見えてるところで敵が居る時にZ押し続けるとシップミサイルが撃てます」とか書いてますが、
使いどころが解らない+使えるところが解らない。で結局イベント以外での使用回数はZEROで終わりました・・・。
後半ウルトラガスで撃とうと四苦八苦しましたが、何かシールドとかがあるらしくシップは来ず、
コマンドバイザー中は攻撃できないので、パイレーツにリンチ・・・。
GUI的に撃てるかどうか解るようにしておいて欲しいですね。
使用して有利になる状況があったのかどうかがまず疑問ですが・・・。
コレならシップと一緒に戦うボス戦とかがあっても良かったと思われます。
次にXレイバイザー。
使用したまま戦闘できるタイプのバイザーで、一部敵に対してはノバビームとの併用により敵の即死が狙えたりする
いいバイザーなのですが・・・、よく解らない理由で画面が砂嵐になって何も見えなくなったり、
弱点を持たない敵が影程度にしか映らないため、通常戦闘がとてもしづらいなんていうデメリットもあるので、
結局ハイパーモードでいいや。となり、またもイベント用に(TT
最初のプライムでは通常戦闘でビームの切り替えやバイザーの切り替えがあって面白かったのですが、
ここまでバイザーがイベント用になると、戦闘が退屈になってしまうのが悲しかったです・・・。
また、回収するアイテムもエネルギータンク、ミサイル、シップミサイルの3つだけなので、
エネタン以外あんまり回収するメリットが無かったと感じてしまうのもその原因の一つ?
ミサイル100発とかあってもまず使わない・・・
ボス戦に関しても、短い時間しか開かない上に動いてる目標に対して、
ミサイルの有効性がとてつもなく低いと言うのも問題あり。
Wiiリモコンで狙って撃つという遊びにミサイルが対応してない感じがしました。
んで、個人的にはここが一番しょぼ~んってなったところなんですが、
ラスボスがヨワイ・・・
ハイパーモードのみで戦う為ボスの携帯によって攻撃方法を変えたりすることが無いので、
普通にショット、チャージショット、ミサイル、グラップリングで戦います。
そしてコレは後にも書くストーリーにも絡んできますが、ラストがラストっぽくない!
プライム1ではメトロイドプライムの形態がどんどんと変わり、死闘の果てに撃破。
プライム2ではダークサムスがどんどんフェイゾンの化け物と化し、これまた死闘の果てに撃破。
なのに3ではダークサムスを撃退したらオーロラユニットと合体、コレを撃破するとダークサムスが消えるという・・・。
ありえない尻すぼみ!
形態の数は同じだと思いますが、往生際が良すぎる印象でした。
倒した!世界を救った!という実感が、何より3部作の最後と言う感じが無かったです・・・。
あんたが強すぎたんだろって言われたらそれまでなんですが、
昨今の任天堂アクション全てに言える事として、
ゲームで得て来たテクニックの全てをラスボスにぶつける形になってない気がします。
これがよくゆとり仕様とか言われる初心者に対するゲームの作り方なのだとしたら、
こっから先、ゲーマーを満足させるゲームはどんどん出にくくなって行きますねぇ。
さて、ここまではゲームの遊び部分についてです。
こっからは飾りつけの部分というかストーリーについてちょっと触れておきたいと思うのですが、
あくまで個人的ではありますが、このプライム3作に似ている映画が思い当たりました。
それは「パイレーツ・オブ・カリビアン」3部作という点で同じなのは言わずもがなですが、
1が一番良かった事や、作品が進むほど微妙間が出たことが一番近いですね。
細かい所でいうと、3作目でイキナリ色んな登場人物が出てくるとかもありますね。
プライム3では最初に知り合うハンターが、
結局全員同じ様に意思をのっとられ、サムスに襲い掛かってくるって言うのも単調でした。
たとえ月並みでも、自分の意思でパイレーツ側についた奴がいたり、
意識をのっとられるギリギリのところでゆれてる奴がいて欲しかった。
それでもって上でも触れてる最終展開のあっけなさで締めくくられるので、
1だけでよかったなぁ・・・ってなるんですねぇ。
最初のシードコアを撃破したときの、サムスの身体をフェイゾンが蝕んでいく描写には期待を抱いたんですが、
どうやらそこで燃え尽きちゃったみたいです。
それ以降シードコア撃破では体内のフェイゾンが増殖し、スーツの色合いが変わったりするのは見て取れましたが、
それによってサムスが苦しむなどの描写がなかったんですよねぇ。
鬱陶しいからカットされちゃったのかもしれません。
ストーリーはゲームの面白さの核を作っていくものではないですが、
プレイを盛り上げる飾りつけとしては、音と共にかなり高い位置にあると思います。
特に最近のゲームは物語と共に進行するものが殆んどなので、
手は抜けない場所になりつつありますね。
当然ゲーム次第ではあるのですが、任天堂のアドベンチャーを謳うゼルダやメトロイドではこの辺は重要でしょうね。
と言う感じで、メトロイドプライム3 コラプションについてはこんな感じです。
バサッと総評を言ってしまえるような立場でも無いので、この分全体から、読んだ人の中で総評を作り上げてもらえればと思います。
以上