久々に一人で迫り来る恐怖を感じられた作品でした。
敵の耐久力や攻撃力が巧みに設定されていて、前後左右に自由に動けるのにも関わらず敵が怖い。
しかも銃を撃ってくる敵よりも直接攻撃をするために迫ってくる敵のほうが怖い。
強力なブーメラン攻撃も威力を発揮するには構えてから数秒後のタイミングにあわせて投げないといけないんだけど、敵が迫る恐怖の中これをやるのがいい焦りを生んでいます。
またブーメランを操作できるのが面白い。
カバーアクションという壁とかに隠れて敵を撃つことが出来るゲームは他にもありますが、多くの場合は隠れての打ち合いや、美味く相手に気づかれないように移動することで攻略していきます。
それはそれで面白いのですが、一人プレイで雑魚敵相手に行うとなんとなく味気なくなってしまいます。
この作品のブーメランはいい感じにそこに新しい風を吹き込んでます。
隠れてる場所からブーメランを投げ、ボタンを押すと、ブーメランを捕らえるカメラになって、スローモーションになります。ここで好きな方向に曲げられるわけです。
投げる角度と操作によって隠れてる敵にグサッと命中させられちゃうんです。
チョット表現はアレだけど、これは爽快です。
ウォンテッドのバレットカーブ見たいなノリですね。
しかもカメラが自分の位置よりも先に行くので偵察として使えたりとかも出来るので何かと重宝するんですこれが。
この面白さを中心にさらにもう少し肉付け去れているのですが、複雑すぎずにこれまでゲームをやってきている人ならより味が出るようになってます。
まぁ流石にいいところだけではなくしんどいかなと思う部分はいくつかありますが、全然楽しく遊べました。
対戦向きのシステムではないので、多少無理が出ているのでずっと遊べるゲームにはなってないかもしれないけど、切って捨てるような悪いゲームじゃ決してないと思います。
マニアックなタイトルだけど、バイオやギアーズなんかが好きな人には一度は触ってみて欲しいゲームです。
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